前巻
ミリタリーものであり、学園コメディーであり、本格SFでもある本書。傑作というのはときとしてジャンルに縛られない懐の広さをみせることがあるようです。筆者の力量が本当に高いレベルにあることの表れといえましょう。このような作品がポンと現われるから、いい歳してライトノベルから引退できないのです。
人も結構たくさん死ぬハードなシリーズなので、本当に結末が読めずハラハラし通しです。本巻冒頭が二人の去った学園の様子で始まっていることからして、宗介とかなめが揃って顔をみせるくらいのエンディングは期待しても良いのでしょうか。まあ、前巻で死んだと思われたあの人もどうやら生きていそうですし、そうひどいラストにはならないだろうと願いつつ次巻を待つことにします。
続き:フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)(賀東招二)
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