1巻ではいいところのなかったヴァイオリニストの卵「秋央(あきお)」君が、ようやくやる気をみせてきました。ヒロインが指揮者で、題材としては「のだめ」とかぶりまくっているのに、これほど違った印象を与えるのは不思議なところです。
音楽ものいいですよね。門外漢だけど大好きです。古くは『「あると」の「あ」
』とか(古すぎる・・・)。素人だから逆に良いというところもあるのでしょうね。ちょっぴりかじってる将棋ものだと、逆に微妙に感じるものが多いし。
ひびきの「天才」に刺激を受けて、凡人の秋央くんが必死になってきました。一心不乱に打ち込む姿は格好いいです。私もちょっと刺激を受けました。やるべきことは四の五の言わずにとにかくやればいいんですね。多分、凡人でも大抵の成功には到達できる。最も大事なのは意思の力。
1巻ではへたれていただけの秋央くんですが、格好良くなってきた途端にフラグがたちすぎですね。ひびきに美月に波多野に如月先生。やまむらさんの作品では三角関係は良く見るように思うのですが、こういうギャルゲーのような展開は珍しいんじゃないでしょうか。
本命がひびきで対抗が美月になるかと思いますが、私はいまのところ波多野さんが一番好きです。無口でグラマラスな美女、でもクールでもツンでもありません。思わぬ局面では慌てた表情をみせるし、授業サボって練習室にこもった秋央にそっと差し入れしようとするし。すばらしいです。
秋央にだけなぜか厳しく、本人もその理由が分かってない如月先生もいい味出してます。脇が強すぎるのは良い作品の条件ですね。
今月は本巻と同時に『神様ドォルズ 7』も発売。なんて贅沢なんでしょう。今回出番のなかった美月も再登場で、ますます目が離せません。
評価:★★★★☆
2010年7月25日日曜日
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