ぐうたらな穀潰し王弁が美少女仙人の僕僕先生に弟子入りし、旅を通して自分を磨く(?)おはなし。日本ファンタジーノベル大賞受賞作だそうです。
ギャップ萌えというのでしょうか。美少女なのに老齢の仙人。喋り方などもそれなりです。ありがちといえばありがちな設定なのかもしれませんが、なんとも会話に得体の知れないおかしさがあります。
旅の中で色々な困難に立ち向かうわけですが、危機的状況でさえなんとも不思議な朴訥さをかもし出しています。人外の脇キャラがいい味出してますし、玄宗皇帝も登場してラストは良い感じに盛り上がります。
とにかく不思議な味の作品。もう3冊ほど出てるようなので、文庫を待ちたいと思います。関係ないけど、読み始めた当初はグアルディアの「仁木稔」さんと勘違いしていて、えらく作風違うなぁとびっくりしてしまいました。そりゃ違いますよね。
評価:★★★☆☆
続巻レビュー:
薄妃の恋―僕僕先生(仁木英之)
2010年6月17日木曜日
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