学生時代を思い出しながら読みました。「超訳」の意味は良く分かりませんが、副読本的な位置づけになるんですかね。そんなにやさしい本ではないと思います。
資本論第1巻のうち理論重視の前半でなく、現実世界に近い後半部分を主に厚く記述しているそうです。章立てそのものが原本に即しているのかと思って調べてみたら、そうでもなかったですね。
資本論をもっとやさしく解説している本はたくさんあると思います。そういう意味ではどちらかというと本物を読むための準備運動的な作品なんですかね。学生さん向きでしょうか。総括的な記述があまりないので、初心者にはかなり読みにくい本です。
社会人が気軽に手を出すというより、これから真面目に勉強しようという人のための本だと思います。読み物としては全然面白くなく、知的好奇心を刺激されるということもあまり期待しないほうがいいと思います。
評価:★★☆☆☆
2010年6月12日土曜日
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