今回のテーマはダ・ヴィンチのモナ・リザです。ちょっといつもと違った展開の裏には、相変わらずのぶっとんだ仕掛けが隠されています。初めて小笠原君を格好良いと思ったかも。
モナ・リザという超メジャーな題材なので、専門的には色々あるのかもしれませんが、素人の私としては大変楽しめました。それにしても相変わらずの薀蓄量ですが、どこまで信じてよいのか毎回微妙に悩まされたり。
いつものシリーズとはちょっと変わった展開がとても良かったですね。いくらなんでも胡散臭すぎるなあと感じていたところも実は伏線だったり、ミステリとしてかなり良い感じの仕掛けだったと思います。
正直なところ、シリーズ開始当初は結構メインキャラのイメージにぶれが感じられるというか、ファジーな設定を筆者の力量で強引にごまかしているというところが無きにしも非ずという印象でした。
それが巻を重ねるにつれて、徐々に個性がはっきりしてきたように感じられます。特に今回は小笠原君がいい働きをしていましたね。彼の性格って、キャラ絵のイメージに引っ張られてるんじゃないかという気もするんですが(^^;
巻末の予告によると、次回は20歳時の莉子の過去話となるようです。あいかわらず二ヶ月に1冊の驚異的な刊行ペース。どこまで続くのでしょうかね。凄いなぁ・・・
評価:★★★★☆
2011年4月26日火曜日
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