徐々にホラー色が増してきてます。前巻では空気気味だった4人の霊能者達もしっかり活躍(一人除く)。ただ、まだ麻衣があまり活躍していません。本格的に面白くなっていくのはもう少し先です。1巻のレビューはこちらから。
旧版が手元にないのではっきりとは確認できませんが、改稿はかなり大幅に入っている印象です。特に事件の背景に関わるディテールがかなり細かくなっているように思えます。結構怖いです。
ぼーさん、ジョン、真砂子の3人はきっちり存在感を示しました。前回は事件の性質上活躍の機会のないまま終わってしまいましたが、いよいよ本領発揮です。
一人取り残された綾子ですが、役立たずは彼女のアイデンティティですから仕方ありません。20台半ばの巫女さんというキャラ的に、この扱いは必然なのかもしれません。しかし、彼女がいずれ活躍するときがやってきます。それはもう痛快なので、それまで温かく見守ってあげてください。
エンディングもかなり改稿されてますね。ナルを真砂子に取られてやけっぱちになった4人が互いにデートに行くはずでしたが、甘いもの食べながらのほんわか打ち上げに変わっています。色恋沙汰控えめなのがこの物語の特徴なので、確かにこの方がしっくりきます。
このゴーストハントいうシリーズ、2巻までだとあまり目立たないのですが、実は麻衣の成長ストーリーなのですね。本巻でも片鱗は見せていますが、彼女が力をつけるに連れて物語もどんどん面白くなっていきます。とにかくまだ見切りをつけずに、彼女の成長と綾子の活躍まで是非お待ちください。
評価:★★★☆☆
2011年1月16日日曜日
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