2010年8月1日日曜日

『おもいでエマノン』(鶴田謙二) このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

梶尾真治さん「おもいでエマノン」のコミカライズ作品。有名な作品なので、原作のほうを読んでみたいと思っていたのですが、先に本書を見かけてしまったので。幻想的なストーリーと絵柄が完璧にマッチしています。



ボーイミーツガール(というには少し年取ってますが)的な出会いをする主人公とエマノンですが、彼女は地球の生命誕生から現在まで、全てのことを記憶しているといいます。この特異な設定がどういう風に収まるのか、是非読んでいただきたいです。

エマノンは絶世の美少女という設定ですが、そばかすというのはその設定にちょっとそぐわない気もしますね。ただ、そばかす美少女というのがこの話にはすごくあってるのです。梶尾さん、こういうところのセンスがずば抜けています。

コミック単体でもあまりにも完成度が高い作品ですが、それだけにやはり原作を先に読めばよかったかなという気がしなくもありません。まぁ原作のほうは短編集になっているようで、本書はその中の一編ということのようなので、他の話しを楽しみにしたいと思います。

評価:★★★☆☆

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