2010年6月13日日曜日

『テルマエ・ロマエ1』(ヤマザキマリ) このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

古代ローマの設計技師が、現代の日本にタイプスリップして風呂の技術を学ぶ話し。これだけじゃ何のことだか分からないと思いますが、あまり深く考えたら負けです。もやしもん以来の面白さ。マンガ大賞2010受賞作品。



とにかく主人公ルシウスの生真面目さがおかしいです。日本の銭湯文化に栄えあるローマ帝国民としてのプライドを打ち砕かれる様が実にかわいらしい。ローマ人の風俗的に、すぐ裸でうろうろしようとして周りをあわてさせるのもいとおかしです。

脇キャラもいい味出してますね。親友の彫刻家マルクス、お調子ものっぷりが話しを転がす上でいい感じです。ハドリアヌス皇帝、威厳があって言動も立派なのに、ところどころでホモっぽい。ルシウスを狙ってるんですかね?今回は登場しないままに離縁状突きつけた奥さんのリウィア、次巻では登場してくれるのでしょうか。

とても面白かったけど、今回だけで銭湯、露天風呂、狭い自宅風呂、展示場、湯治場とでてきましたが、これ以上ネタが続くんですかね?あとはサウナくらいしか思い浮かびませんが。そのあたりも期待したいです。

評価:★★★★☆

関連レビュー:
テルマエ・ロマエ2(ヤマザキマリ)

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