マスター工藤の料理とアームチェアディテクティブが本シリーズの見所なわけですが、常連さんたちとの掛け合いもなかなか良いですね。アシモフの黒後家蜘蛛の会
「日常の謎」に分類される作品になるかと思いますが、それなりに重いシチュエーションを扱いながら、救いようの無い結末にならないのがいいですね。4話目の「双貌」が、ちょっと作中作っぽい展開から意外なオチをみせて、思わず唸らされました。
香菜利屋シリーズは4巻がラストになるようですね。もう北森さんの新作は望めないわけですから、文庫化するのをじっくり待ちたいと思います。
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評価:★★★★☆
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