セキュリティアピールのためのIT研究所潜入公募イベント。参加者達の思惑が複雑に絡む中、自体は思わぬ方向へ動き出す。・・・後から読み返しても設定もパーツもよくできているし、オチに関しても結構技ありといっていい出来だし、なぜ楽しめなかったのか不思議な作品。
期待値が大きすぎたのがいけなかったのかもしれません。IT要塞のセキュリティ突破とか、燃えるシチュエーションなのですが。
どうも、主人公達にいまひとつ感情移入できなかったのが原因なのでしょうか。強面の堅物とちょっと砕けた優男というのはいいのですが、今ひとつ人間的な魅力にかけた印象。他のチームとの兼ね合いも考えて作者が意識的にそういうキャラクターにしたのかもしれません。
作品の雰囲気としては伊坂幸太郎の陽気なギャングが地球を回すなんかが近いかもしれません。それだけに、ハマる人にはすごく楽しめそうな気もします。
評価:★☆☆☆☆
2010年6月10日木曜日
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