2010年6月11日金曜日

『万能鑑定士Qの事件簿3』(松岡 圭祐) このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

かつては時代を築いた音楽プロデューサ「西園寺響」による音声詐欺のおはなし。ていうか、それ○室さんですから(笑)。どう考えてもトリックは無理がありそうに思うのですが、ユニークなんで私的には全然ありでした。



莉子のスーパー鑑定士っぷりが相変わらず光ります。今回は過去話もない分、純粋に事件を楽しめました。収束も良かったのではないでしょうか。小笠原くんは相変わらず空気です。

詐欺の仕掛けは・・・まぁ、ちょっと無理があるかなと。ショップのBGMはともかく、学校の教師がそんなに簡単に無料サイトを試験のネタにしますかね。それに、あのサイトの内容だと結構作り込みに手間がかかりそうなので、いくら悪事で儲けようとしても、そんなに簡単に元がとれるのかなという気もします。ただ、音を利用した仕掛け自体は斬新で面白かったです。

次巻は催眠の「嵯峨敏也」が登場とのことなのですが、未読なんですよね。予習しておくべきかどうか。

評価:★★★☆☆

次巻:
『万能鑑定士Qの事件簿4』(松岡圭祐)

関連レビュー:
『万能鑑定士Qの事件簿1』(松岡 圭祐)
『万能鑑定士Qの事件簿2』(松岡 圭祐)

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