以前レビューを書いた七花、時跳び!
今年8月に舞台化するそうですが、なるほどと思わされます。とてもシンプルで分かりやすいストーリーです。タイムトリップものというと小難しい理論やパラドックスなどが主題になりがちですが、そういうのが全くありません。純粋な時を超えたラブストーリーです。
「つばき」が現代世界に戸惑うようすが、お約束ながらとても魅力的です。しかし、アイスクリームはともかく初めて飲むビールっておいしいものなんですかね?
調子よく酒なんか飲ませて、シチュエーション的には結構エロイ感じなのですが、二人とも真面目なので間違いが起こる気配もありません(笑)。でも、下着のつけ方が分からなくて手伝ってもらったりと、「つばき」の無防備っぷりはなんともいえないところです。
話しの構成がほんとにシンプルで、どちらかというと雰囲気で読ませる作品です。ストーリー重視の私としては若干物足りなさを感じなくもないのですが、熟練の筆者らしい完成度の高さは流石というしかありません。
評価:★★☆☆☆
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