2010年5月16日日曜日

「GUNSLINGER GIRL 12」(相田 裕) このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

いつも重めの本シリーズですが、今回は一際きつかったですね。死ぬとわかっている登場人物を微細に描きこんでいくの、勘弁してほしいです。クライマックスに向けて、準備万端といったところでしょうか。



ジャンとジョゼの復讐劇本番にむけての前振りです(たぶん)。前巻から過去エピソードとして登場したジャンの婚約者ソフィアさん、すぐに死ぬとわかっているキャラがこんなに格好いいと複雑です。ブラコンのエンリカともようやく打ち解けたところでドカン。うーん、きつい。

似たようなつくりの話しとして、戦う司書と荒縄の姫君がありました。あっちはシリーズキャラでやっちゃったのでもっと酷かった。読者の思い入れをえぐる話しはきついです。でも、2作ともそういう味の作品ですから仕方ない。ゲームみたいに都合の良いトゥルーエンドがないのが良いのだと思います(ご都合主義も好きですが)。

次巻が最後となるのでしょうか。女の子たちがどれくらい死んでしまうことになるのか。トリエラが死んだら泣きますよ、ほんと。

評価:★★☆☆☆

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