2011年2月26日土曜日

万能鑑定士Qの事件簿VIII(松岡圭祐) このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

莉子が故郷の危機を救うために台湾出張。展開的にはいつも通りな感じで面白かったですが、流石にそれはないんじゃないかという設定もちらほら。まあ、このシリーズは無理筋を突っ込んだら負けですけど(^^;



水不足で悩む故郷、波照間島。海水を濾過するだけで真水にするという夢のような装置を12億円かけて購入しようとしますが、いかにも胡散臭げな技術に対して、莉子が旧友二人とともに裏を取りに動き出します。

今回は莉子のほかにも綺麗どころがたくさん登場してなかなか華やかな雰囲気です。特に現地ホテルに勤める通訳の美玲さんが良い味出してますね。しかし、アンパンマンの件は同じ男性として許せません!(笑)

故郷に戻った莉子の純朴な雰囲気も良いですが、初めて訪れた台湾におけるスーパーレディぶりも相変わらずです。絶体絶命を思わせる状況からの鮮やかな逆転劇もお見事でした。

ただ・・・無理な設定はいつものことですが、今回はあまりに無理が過ぎるような気もします。予算の1/3もの大金をそんなに即決で支払い決めちゃってますし、東大教授が胡散臭い技術をあっさり妄信し過ぎですし、SIMの件とか電話で地元警察に誤認させた件とか、気づかないなんてあり得ないですし(ネタバレにつき反転してみてください)。

無理があるのはいつものこととはいえ、今回はちょっとあまりにあれな感じもしてしまいました。ただ、そもそもこのシリーズは「突っ込んだら負けよ」ゲーム的なところがあるので、単に今回は私の負けというだけのことなのでしょう(^^;

評価:★★☆☆☆

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